2015年3月13日金曜日

辻井伸行 日本ツア-≪熱情≫ 高崎公演


 12日は音楽センタ-で辻井伸行さんのピアノリサイタル≪熱情≫。
さすがに人気の高い辻井さんですね、開場はいっぱいのお客さんで、特に年配の女性ファンが多かったような… また県外から聴きに来ていらっしゃる方もたくさんいるような雰囲気でした。
 
 辻井さんのピアノを聴くのは2度目。1度目はオ-ケストラとの協演でしたので、ソロは初めてです。今回は手がよく見える席を選びました。
 前半最後のリストのメフィスト・ワルツ、後半のベ-ト-ヴェン≪悲そう≫と≪熱情は≫すごかった!
 特にこのツア-のタイトルである≪熱情≫、ベ-ト-ヴェンは一体何を伝えたかったのだろうと考えさせられました。難しくてよくわからないと思い込んでいたこの曲ですが、血気あふれる若々しい迫力と、対極に揺れ動くような繊細さが入り混じり、辻井さんのピアノにどんどん引き込まれていきました。≪熱情≫という曲の奥深さ、凄さに触れることができたような感じがしました。

 ご本人は本当に可愛らしく、まるで妖精のよう…微笑ましい風貌からは想像できないような、ものすごいエネルギ-と豊かな感情を持っていらっしゃるんだなあと思いました。そしてサ-ビス精神も!自作の曲も含めアンコ-ル3曲、本当に素晴らしかったです!
 
 年齢を重ね、これからどんなピアノを聴かせてくださるのか、ますます楽しみです!