2017年6月19日月曜日

群馬交響楽団 第529回定期演奏会

 17日(土)の群響定演は、高崎生まれのピアニスト金子三勇士さんがゲスト、リストのピアノ協奏曲第2番が演奏されました。初めて聴く曲でしたが、「ピアノ協奏曲」というより「ピアノとオ-ケストラのための曲」といった感じでおもしろかったです。
 金子さんのソロリサイタルも素晴らしいですが、オケとの協演はすごい迫力!音楽センタ-がいつもより狭く感じました。アンコ-ルのリスト「愛の夢」は本当に夢見るようでした…
 演奏会終了後、ふれあいト-クに登場され、ロビ-にはたくさんの人が集まりました。
 「腱鞘炎にならないんですか?」という質問に、「腱鞘炎にも筋肉痛にもなったことはありません。ピアノを弾く時は力は全然入ってないんです。」というお答。
 腱鞘炎を患っているというその女性に「お大事に」と優しく声をかけられ、その後サイン会へ。金子さんのお話の上手さと心遣い、サ-ビス精神に感心しました。

 メインはショスタコ-ヴィチの交響曲第7番「レニングラ-ド」。指揮は群響名誉指揮者の高関健さん、前音楽監督です。指揮台に高関さんがいらっしゃると、何だかとても懐かしい雰囲気!
 1stと2ndヴァイオリンが向かい合う配置で、弦楽器の音がいつもより近くに聴こえたような感じがします。バスクラがクラリネットの首席奏者の位置にいてファゴットと並んでいるのも初めて見ました。バンダや打楽器も大活躍でした。
 弦楽器の凝縮した音、木管楽器のおもしろい使い方、金管の迫力が合わさり、重量感があってキレもある演奏で、長い曲でしたが飽きずに楽しむことができました。
 集中して見て聴いたのでけっこう疲れましたが、とても充実した演奏会でした!